安芸高田市の金行哲昭(かねゆき てつあき)市議会議員が報道機関の取材に対し「賛成したいができない。議会の掟がある」と発言しています。
この「掟」について、疑問に思った方も多いのではないでしょうか?
議会の掟っていったい何なのでしょうか?
今回は安芸高田市の金行議員が発言した掟についてや石丸市長はこの掟や議会を変える事ができるのかまとめましたのでぜひ最後までご覧ください!
- 安芸高田市の金行議員が発言した掟について
- 石丸市長は掟や議会を変える事が可能かどうか
クリックできる目次
安芸高田市の金行議員が掟と発言した経緯
2022年に広島ホームテレビが、安芸高田市のドキュメンタリーとして制作した動画内で金行市議会議員が「議会に掟がある」と発言しています。(26:26〜)
この発言に至った経緯としてはこちら↓
石丸市長は姿勢改革を進めるべく、2人目の副市長を一般公募。
応募者の中から元商社社員の34歳の女性が選ばれ、あとは議会の同意を得るところまで来ていました。
賛成派がいる一方、市長の恣意的な考えで決められている、実際に会ったこともないし、安芸高田市をよく知らない人を入れるのは良くないなど反対意見もあり、賛成7・反対8で否決。
ですが、この採決前、金行議員が「わしはしたいんじゃが(同意)ができんのよ」と発言。
なぜ?との記者からの問いには「そこは言えない、わしみたいに古かったら色々あるんよ掟が」と答えています。
議員の一部から政策云々の前に、市長の議会対応が問題になっているのでは?と是々非々の採決でなかったとも取れる意見があり、この掟について関心が高まっています。
安芸高田市の金行議員が発言した掟とは?
安芸高田市議員の発言をもとに考えられる掟の意味はこちら↓
- 政策やこれからの町作りよりも、議員グループの意思決定を大事にする雰囲気
- 年功序列
一つずつ細かく見ていきましょう!
考えられる掟の意味①議員グループの意思決定を大事にする雰囲気
一つ目は政策やこれからの街作りよりも議員グループの意思決定を大事にする雰囲気です。
金行議員の”掟”発言は、市民のためを思うと賛成したいけれど、何らかの理由でできないという事ではないでしょうか?
「わしみたいな古かったらいろいろある」の”いろいろ”が何を指すかは分かりませんが、何かしら不利な状況になるのでは?と思われます。
考えられる掟の意味②年功序列
二つ目は年功序列です。
2022年、安芸高田市議長の任期満了による市議会議長・副議長選が行われ、新人議員の南克彦議員が、議長選へ、田邊介三議員が副議長選に立候補されました。
2人は、本来なら市民の声を拾い市長に伝える役目の議会が、対立により機能していない事をふまえ、議会と市長の対話を実現するべく所信表明演説をしました。
結果は最大会派(清志会)の大下正幸議員が議長に決定。
副議長には同じく最大会派(清志会)の児玉史則議員に選ばれています。
議長選の前に田邊議員は「( 立候補する際)生意気だって言われるのは間違いない」と話していたので、年功序列を意識しているのでは?と考えられます。
安芸高田市だけでなく、ベテランに任せるという考えは少なからず日本にあるため、しょうがない所はあると思います。
石丸市長は議会を変える事ができる?
石丸市長はAMEBA Primeの番組内で、2ちゃんねるの創設者ひろゆきさんに、これから(安芸高田市は)いい市になる可能性があると語っています。
現在、特に私に反対しているのは期が長い議員。
4〜6期の方がいる。
彼らのマインドセットに「そろそろ終わりにしようかな」があると思う。
途中で辞めるのではなく任期満了したいから「その間は精一杯頑張る」が現状だと思う。
出典元:ABEMA TIMES
またひろゆきさんが任期を終え、次の選挙になったら安芸高田市は新しい若い議員が増え、今よりもやりやすくなり、いい市になる可能性があるかと問われると石丸市長は、
私は充分あると思っている
と答えていました。
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まとめ
今回は安芸高田市の金行議員が発言した掟についてや石丸市長はこの掟や議会を変える事ができるのか見ていきました!
安芸高田市の詳しい内容はこちらもご覧下さい↓