群馬県伊勢崎市で起こった、小学生ら12人が四国犬に噛まれケガをした事件。
調べによると、噛みついた四国犬は狂犬病の予防注射を打っていなかった事が分かっています。
そんな噛みついた四国犬ですが、殺処分されるの?という声が上がっており、今後の対応が気になる方も多いと思います。
また狂犬病の予防注射を打っていなかった飼い主の罪についても調べてみました。
今回は12人を噛んだ四国犬が殺処分になるかについてや、飼い主が罪に問われる可能性もまとめましたのでぜひ最後までご覧ください!
- 12人を噛んだ四国犬について
- 12人を噛んだ四国犬が殺処分になる可能性
- 12人を噛んだ四国犬の飼い主が罪に問われる可能性
12人を噛んだ四国犬とは?
2024年2月7日(水)に群馬県伊勢崎市の公園で小学生含む12人が、四国犬に噛まれケガをおい、プードルも噛まれ、亡くなってしまうという痛ましい事件が起きました。
現時点で、12人を噛んだ四国犬の実際の画像は公表されていませんが、体長1m30cmほどの大きさの中型犬になります。
四国犬の特徴はこちら↓
犬種 | 四国犬(しこくけん、しこくいぬ) |
体重 | オス:17-23kg メス:15-18kg |
体高 | オス:49-55cm メス:46-52kg |
毛色 | 赤胡麻 黒胡麻 |
性格 | 日本犬の中では最も狼に似ている犬種 飼い主に忠実 テリトリーを守る 知らない人には警戒心を抱く |
寿命 | 10-12年 |
四国犬は狩猟本能や闘争心が強く、誰にでもすぐに懐くわけではありませんが、飼い主には忠実な犬種なんだそうです。
12人を噛んだ四国犬は殺処分になる?
現時点で12人を噛んだ四国犬が殺処分になるかは分かっていません。
ですが今後、殺処分になる可能性も考えられます。
事件が起きた群馬県の動物の愛護および管理に関する条例を見てみると以下の事が記載されていました。
第十三条
知事は、飼い犬又は野犬が人の生命、身体又は財産を侵害し、又は侵害するおそれのある場合において、第十一条第一項の規定による収容が著しく困難であると認めるときは、区域及び期間を定めて規則で定める薬品を使用して調製したえさ(以下「毒えさ」という。)によりこれを掃討することができる。
引用元:群馬県動物の愛護及び管理に関する条例
群馬県動物愛護及び管理に関する条例の第十一条に記載されている「動物愛護相談員に係留されていない飼い犬を収容させること」ができなければ、毒えさにより掃討(完全に除き去ること)されてしまうという事です。
また第十六条にもこのように記載があります。
第十六条 知事は、動物(特定動物を除く。以下同じ。)が人の生命、身体又は財産を侵害したとき又は侵害するおそれがあると認めるときは、当該動物の飼い主(第四号の措置にあつては、所有者とする。)に対して期限を定めて次に掲げる措置を命ずることができる。
引用元:群馬県動物の愛護及び管理に関する条例
一 飼養施設を設置し、又は改善すること。
二 動物を飼養施設の中で飼養し、又は保管すること。
三 動物に口輪を付けること。
四 動物を殺処分すること。
五 その他動物による人の生命、身体又は財産の侵害を防止するために必要な措置を採ること。
一部改正〔平成一八年条例三号〕
今回のような咬傷事件が発生した場合、知事の判断により、殺処分になってしまう可能性があると言えます。
ですが、実際のところ飼い犬による噛みつき事故で殺処分になる可能性は稀なようです。
殺処分の命令が下るときは
- 咬傷事故の程度
- 咬傷事故の頻度
- 将来的な危険性
- 被害者からの要請
を加味して決定されるとのことです。(引用元:ペットの安心.com)
こちらは動きがありましたら追記いたします。
12人を噛んだ四国犬の飼い主が罪に問われる可能性
この四国犬の飼い主が罪に問われる可能性は現時点で分かっていません。
ですが、狂犬病の予防注射を打っていたなかったという事が明らかになった事で、罪に問われる可能性も考えられます。
伊勢崎市によれば、この四国犬は狂犬病の予防注射を打った記録がないという事です。
伊勢崎市によりますと、「狂犬病予防法」は犬の飼い主に市町村への登録と、年1回の狂犬病の予防注射を義務付けていますが、けがをさせた犬はこの登録がなく、予防注射をした記録がないということです。
犬の飼い主はあわせて7頭の四国犬を飼っていますが、市役所への登録は3頭だけで、この3頭の予防注射の記録はおよそ10年前が最後だということです。
引用元:TBS NEWS DIG
狂犬病予防法とは
生後91日以上の犬は狂犬病の予防注射を受けなければならない。
この法律を違反すると
- 犬の登録を申請していない場合:20万円以下の罰金
- 狂犬病よ予防注射を受けていない場合:20万円以下の罰金
などといった、罰金が課せられます。
こちらも新しい情報が入りましたら追記いたします。
スポンサーリンク
まとめ
今回は12人を噛んだ四国犬が殺処分になるかについてや、飼い主が罪に問われる可能性も見ていきました!
12人を噛んだ四国犬が殺処分になる可能性は、稀だがあると考えられます。
飼い主が罪に問われるかについては、狂犬病の予防注射を受けていないため「狂犬病予防法」に違反し、罪に問われる可能性もあるのでは?と思われます。